崖の上の樹呑(きの)

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zoom RSS 作話(再うp〜虹のかけらC〜

<<   作成日時 : 2009/08/02 16:21   >>

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つづき〜(・ω・)ノ



 お膳の上に並ぶ料理はとても素晴らしく、おいしいものでした。

とくにデザートの水桃アイスはくまこも大満足、ちもも満腹です。

「美味しかったねー、くまこ。でも、どうして袋が無いんだろうね」

「うん。不思議です!でも、アイスが美味しいから満足です!」

相変わらずいまいち話がかみ合いません。ちもは特に大被害でもないので、もうそのことは考えるのを止めて、

寝ることにしました。明日はスソウノ沼です。


 朝がやってきました。太陽は少し雲に隠れて、空はどんよりと濁っています。

ちもはいのしし女将においしい料理をありがとうと言い、くまこは水桃アイスを買ってもらい、

旅館を後にしました。

 ハコツネ山はなかなか険しく、昔は登るのにとても苦労しましたが、

いまでは道が作られ誰でも通行が容易になっています。

「なんだか雨が降ってきそうだね。もう少ししたら頂上にお店があるから

そこで傘と新しい袋を買おうね」


「うん、ちもさん。名案です!でも、美味しいねモグモグ...」

くまこはお土産のアイスを食べながら相槌を打ちます。袋が無いので歩くのかと思いきや、

ちゃっかりちもの肩の上に乗っています。

 空を覆う雲はさらに広がり、ポツリポツリと雨が落ちてきました。

もうすぐお店のある頂上なので、ちもは走ることにしました。くまこはというと、

雨に濡れたくないのか、ちもの肩から飛び降り一足先に走っています。


 ふたりがお店につくと同時くらいに、遠くの空でゴロゴロと雷鳴が響き、大粒の雨が落ちてきました。

「ふぅ。まにあったねー、くまこ」

「うん。ギリギリだね、ちもさん!でも、このお店にはアイスが無いです…」

 ふたりは傘と新しい背負い袋を買い、少し雨宿りをすることにしました。

ついでにお昼ご飯です。このお店ではきれいな水で作った、トウモロうどんが名物だと言うので、

ふたりはうどんを食べることにしました。


 そのころ、スソウノ沼でタカダは大きな足跡を見つけました。

「なんだ?ずいぶんバカでかい奴がいるみたいだな。まあいい、雨も降ってきたし、

あの木の下で少し飯でも食って休むとするか」


タカダはハコツネ山の旅館で盗んだ、ちもの背負い袋から食料を取り出し食べ始めました。

 満腹になったタカダはやがて眠くなってきました。

「ふああっ。眠くなってきたな。どうせ奴らの足じゃまだ来ないだろう。

雨も降っているし、寝て待つとするか」


 タカダはすっかり眠ってしまいました。そこへ、大きな影が近づいているとも知らずに…。

大きな影はチロチロと舌を出し、足音を立てずに大きな足跡を付けつつ、タカダへと忍び寄ります。

そして…。それは一瞬でした。タカダは目を覚ますヒマも無く、大きな影に飲み込まれてしまったのです。

やがて木の下から影が立ち去ると、そこには空っぽになった背負い袋と大きな足跡だけが残されていました。






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             〜〜〜続く〜〜〜
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