崖の上の樹呑(きの)

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zoom RSS 作話(再うp〜虹のかけらE〜)

<<   作成日時 : 2009/08/06 12:51   >>

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暑い日が続くよね(・ω・)ノ
さぁ、次いってみっかε=ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ


 フージ山のふもととへたどり着いた、ちもとくまこ。

七色の橋ははるか上空に浮かび、その雄大な姿を輝かせています。


 なかなか高い山ですが、ハマタケ山よりはなだらかです。ふたりは張り切って登ってゆきます。

「ふぅ。少し休もうか、くまこ」

「そうですね、ちもさん!アセクルさんからもらった水筒を試してみよう!」

ふたりは腰掛けるのに都合のいい岩を探し、アセクルからもらったいくらでも水の沸いて出る水筒を開けました。

しかし、中を覗いてみるとからっぽです。

「あれ? なにも入ってないなぁ」

そういって、水筒をさかさまにして覗き込んだ瞬間、ドバッと水が出てきました。

ちもは濡れてしまいましたが、不思議な水筒に感動しました。

「うわぁ。濡れちゃった。でも、スゴイ水筒だね。これで飲み物の心配は無いね。

とても良い物をもらったねー」


「はい、ちもさん! これでアイスが出る水筒だったら最高でしたね!」

アイスは出ませんでしたが、その素晴らしさをくまこも分かってくれたようです。


 そしてさらに山を登って行きます。やがて、半分ほど登ったところで日が傾いてきました。

「くんくん。ちもさん、向こうからいい匂いがします!」

そういうとくまこは岩の向こうへと走っていってしまいました。

ちもは追いかけました。すると、岩の向こうには一軒の小屋があります。軒下には【山小屋】と書いてあります。

くまこの姿はありませんが、たしかにいい匂いがしてきます。

「くまこー、どこにいるんだーい?」

 大声でくまこを呼びますが返事がありません。くまこはどこへ行ったのでしょうか?

もう太陽は遠くの山へと沈みそうです。辺りも暗くなってきて、足元も見えづらくなってきました。

ちもはとりあえず、くまこが言っていたよい匂いをたどりました。すると匂いは山小屋の中へと続いています。

中にはたぬきの親父がいました。

「おや、いらっさイ。なぁ、あんたコイツの連れかイ?」

そういって差し出した腕にはくまこがぐったりとしています。

まさか!? ちもは一瞬たぬき親父が何かしたのかと思いましたが、聞いてみるとそうではないようです。

「これは山々病だナ。高い山は空気が薄いかラ、こうやってぐったりしてしまうんダ。

ま、少し休めば回復するかラ、今夜はここで泊まるといイ」


 たぬき親父はフージ山に七色の橋、虹を求めて来る旅人たちに宿を提供し始めて、もう20年になるといいます。

その親父の料理はフージ山で取れた山菜をメインにした、見た目こそ質素ですがとても美味しいものでした。

 くまこは落ち着いてきたのか、スヤスヤを眠っています。寝言まで元気が出てきたようです。

「むにゃむにゃ…もさん…アイ…美味しいで…す…スヤスヤ」

ちもも安心しました。くまこがあとで目を覚ました時にと、たぬき親父は夜食を用意してくれました。


 翌朝、山小屋を出ると朝の山風はとても心地のよいものでした。くまこもすっかり元気がでたようです。

「親父さん、ありがとう。じゃあ、いってきます!」

「ありがとです!いってきますね!」

宿代と食事代を払い山頂を目指し、歩き始めようとした時です。親父が呼び止めました。

「まあ、待ちなさイ。ハムスターさんはここいいたほうがいいナ。

山々病は高い山に登るとなるんダ。だから、これ以上登るのはお勧めできないナ」


たしかに親父の言う通りです。このさきはもっと空気が薄くなるはずです。

くまこはとても残念がりましたが、親父が特製アイスを作ってあげル。というと態度が豹変しました。

「ちもさん、いってらっしゃい!気をつけてくださいね!ボクはアイスを食べて待っていますね!」

 親父とくまこの見送りを受け、ちもは山頂の虹の橋を目指します。山小屋を出て太陽が真上に来る頃になると、

だんだん辺りには緑も少なくなってきて、岩がゴロゴロするだけになってきました。

それでも七色の橋はどんどん近づいています。ちもは胸が高鳴りました。


★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜
                 〜〜〜続く〜〜〜
                       ★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜



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