崖の上の樹呑(きの)

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zoom RSS 作話(再うp〜ぽちの花D〜

<<   作成日時 : 2009/07/15 16:34   >>

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五話目



くまこは言うが早いか、洞穴を飛び出ていきました。

「くまこ! まってよ〜」

ちもはだんだん、自分がダメキャラになっていくような気がしました。



ちもがくまこの後を追って、外に出たときにはすでに雨は上がっていました。

しかし、もうすでにくまこの姿は見えません。

「くまこ、どこへいいったんだょぉ…」

しかたないので、とりあえず洞窟へ戻ってくまこの帰りを待つことにしました。



「ぐはは。ちも、戻ってきたのか。さぁ、花はどこだ!?」

そうです、カワウソちもはタカダがいることを忘れていたのです!

「あ、いや…そ、そうだ、花はこの洞窟の奥にあるよ!」

とっさに、こう言ったものの、タカダは奥から出てきたのです。

しかしタカダはころりとだまされてしまいました。

「なに?それは本当か!? ぐへへ、まってろ花〜!」


タカダは行ってしまいました。ちもはほっとしましたが、こんどはくまこが心配です。

「そうだ、くまこ〜。どこだ〜?」

「いるよ、ちもさん」

いつのまにか、くまこはちもの目の前にいました。

じつは、くまこはタカダが怖くて隠れていたのでした。


「・・・・・・・・イタノカΣ(・д・)」

「・・・・・・・・ゥン( ̄ー ̄;)」

微妙な沈黙が二人を包みました。



その沈黙は、すぐに叫び声にやぶられました。

「ち〜も〜ぉ、花なんてないじゃないかぁ!?もう怒ったぞ。

これから、すぐに村へ戻っておまえの花を全て引っこ抜いてやる!!」

タカダはスゴイ早さで、洞窟を出ていきました。


「どうしよう?ぽちが、ぽちが。。。」

ちもは泣きそうでした。でも、くまこは言いました。

「お腹が空きました。アイスが食べたいです」


「・・・・・・・・ぉぃ( ̄Д ̄;)」

ぽちも心配ですが、くまこがお腹を空かせているのもかわいそうに思ったちもは、

山を上るときにみつけた、草の生えているところまで戻ることにしました。


むしゃ、むしゃ。「ありがとう、ちもさん。とっても美味しい草なので、

お土産に持って帰る事にしますね。」

くまこはそう言って、ちもの背負い袋に草を詰め込みました。

ちもは、もう突っ込みを入れる気にもなりませんでした。


「もういいよ、今は一度帰ろう。ぽちが心配だもの、、、」

ちもは走り出しました。(ボクの足では間に合わないけれど、待っていてぽち!)


「待て。そこ行くカワウソよ。」

ちもが振り返ると、そこにはとても大きな鳥がいました。

そう、それはハマタケ山の守り神 ハッセイでした。


「ガクガク(((・д・;)゛は、ハッセイ!。。さん…」


「ぼ、ボクは食べてもおいしくないですから、あの、その…」

「そう怖がるな。事情は察した。わたしの背に乗ってゆけ。

あのアクタレイタチよりも早く村へ送り届けてやろう」


「え?そうなんですか?ハッセイさんは怖い人ではないんですね。。。?」


「はっはっは。わたしはこの山の番人。

おまえが育てている花はこの山で生まれたのだ。

しかし、先の嵐で全て枯れてしまったのだが、おまえが育ててくれていた。

その恩返しのようなものだ。さあ、乗るがいい。」


ハッセイは姿勢を低くし、ちもとくまこを乗せました。

そして、羽ばたき、大空へと舞い上がりました。


「しっかり掴まっているのだぞ」



つづく(・ω・)ノ

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